学校長から of 兵庫県立山の学校


平成31年4月12日
式辞(平成31年度入学式より)

厳しい冬の寒さに耐えた木々が新芽を出し、山はやわらかい緑に包まれ、色とりどりの花々が明るく咲き誇る季節を迎えました。
本日は兵庫県議会議員 春名様、宍粟市長 福元様をはじめ、多くのご来賓並びに関係機関の皆様、そして保護者の皆様のご臨席を賜り、平成三十一年度入学式を挙行できますことを、心から嬉しく思います。高いところからではございますが、厚くお礼申し上げます。
さて、五月一日からは、いよいよ平成から令和へと時代が変わります。新たな時代とともに、山の学校も進んでまいります。そのような中、ただいま、入学を許可しました十四名の皆さん、おめでとうございます。保護者の皆様も、さぞかしお喜びのことと存じます。あらためて、お祝い申し上げます。職員一同、心から歓迎するとともに、これから修了の日まで熱意と責任を持って教育に当たることを約束いたします。
入学された皆さんは、さまざまな気持ちを抱いて、本校の扉をたたいてくれたと思います。親元を離れ寮生活が出来るのだろうか。人と話すのが苦手だけど友達は出来るのだろうか。など、学校生活への期待とともに、いろいろな不安を持っているかもしれません。しかし、確かなことは、皆さんが本校で学ぶことを決めたということ。そして社会へと巣立つための学び舎、すなわち母校として本校を選択したということです。予め、敷かれたレールを歩いたこれまでの学びとは違い、自分で道を切り開いた貴重な第一歩と言えるでしょう。
ここで、生徒の皆さんにこれから実行してほしいことを二つ述べます。
  一つ目は、健康に気をつけて一緒に寝起きをする友と、語り合い良き「絆」を作って下さい。
みなさんは、県下各地に同世代の人がたくさんいるなかで偶然山の学校で出会い、一緒に学習や生活をしていくのです。奇跡的な出会いです。お互いに感謝の気持ちを忘れずに、親交を深めて下さい。
  二つ目は、誰とでも明るく元気に大きな声で挨拶をして下さい。
明るく大きな声で挨拶をすれば、お互いの心が和み、打ち解けることが出来ます。この二つを心がけて、自分を信じ元気に歩んでください。
未来を切り開くのはあなたたち自身です。ぜひ、この恵まれた自然環境を生かして、皆さんが持っている能力や才能を大きく開花させ、人生の基礎作りになる一年間にして下さい。
保護者の皆様、子供たちは多感な時期に入っています。そのときこそ家庭と学校が協力し、子供たちの声を親身になって聞いたり、変化にいち早く気づいたりすることが必要です。私たちスタッフも一人一人の個性を尊重し、本校の目指す「元気・やる気・自信・笑顔」を手に入れ、将来を逞しく乗り切る人となれるよう、本音で子どもと接し、こころ豊かな若者として、成長されるためのお手伝いを誠心誠意全力でいたします。きっと一年後、笑顔あふれる子どもと出会えます。それが私たちの役目です。楽しく安心で安全な学校生活を過ごすためにも、格別のご理解を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、ご来賓並びに関係機関の皆様方には、今後とも変わらぬご協力と更なるご指導とご支援を賜りますよう、心よりお願いを申し上げ、式辞といたします。